むつみ中学校 森林(もり)の教室

 「第1回 講話」

 6月18日(火)5・6校時、コンピュータ室で「第1回森林(もり)の教室」を行いました。今回は、前日に降り注いだ雨のため学校林での除伐作業を取り止め、外部指導者から講話をしていただきました。講話では、むつみ林業振興会、山口県萩農林水産事務所森林部、阿武萩森林組合むつみ支所、それぞれの指導者の方々から、「松食い虫被害」「森林資源の循環利用」「森林に関わる仕事」について、わかりやすくお話しいただきました。


「第2回 松茸狩り」

 10月29日(火)5・6校時、本校の学校林で「第2回森林(もり)の教室」を行いました。この日は、むつみ林業振興会、山口県萩農林水産事務所、阿武萩森林組合むつみ支所より指導者をお迎えし、松茸の生態や採取方法などについて講話をいただき、その後、松茸狩りを行いました。今年は夏の猛暑と9月の雨不足から、松茸の発生が懸念されていましたが、全校生徒により78本6.kgの収穫が得られました。また、多数の報道関係者からの取材があり、地元新聞社や県内テレビニュース、更に全国版のテレビニュースにも本校の特色ある教育活動が取り上げられました。

 採れた松茸は、2回にわたり、むつみ学校給食共同調理場で 松茸ご飯と松茸すまし汁に調理され、むつみ小中学校・福栄小中学校の児童生徒でおいしくいただきました。

 この度の学習を終えて、生徒は様々な思いを心に残しました。「今年は今までと比べて一個一個が大きく、量も多かったのでうれしかった。」「森林や自然の恵み、そして活動に関わってくださった全ての方々に感謝したい。」「むつみならではの『森林の教室』、松茸を採取することだけに目を向けてはならない。森林を整備し続け、次世代に受け継いでいくことが大切だと思う。」「森林にふれて学ぶことは、都会や他の学校ではできないこと。自慢すべきことだと思う。」

 本校生徒は、環境保全への意識を高め、郷土「むつみ」への誇りや愛着を育んでいます。


「第3回 間伐材の利用」

  11月29日(金)5・6校時、本校技術室で「第3回森林(もり)の教室」を行いました。むつみ林業振興会、山口県萩農林事務所、阿武萩森林組合むつみ支所の各事業所から講師をお迎えし、松茸等のキノコについてや豊かな森林資源に恵まれたふるさと「むつみ」についてなど、ご指導いただきました。後半は、間伐材を利用した「森林のしおり」「森林のストラップ」の制作に取り組み、森林保全と活用について実習を通して学びました。