明倫小学校 4年生 萩の自然に親しもう~夏みかん編~

【萩博物館の見学】

5月27日(金)に萩博物館に行きました。そして、小幡高政氏によって萩の町に夏みかんが広められた経緯を、クイズを交えながら楽しく学びました。

子供たちが特に関心を示したのが、「小幡氏が周りからの厳しい意見にも負けずに夏みかんの栽培をすすめたこと」「昔は夏みかんが高く売れていたこと」でした。

話を聞いた後、館内外の写真や道具を見て回りました。中でも、大きさごとに選別する道具を実際に動かせていただいた時は、子供たちは大興奮でした。

学校に帰って見学のふり返りをしたところ、「萩の町を救った小幡さんはすごい。」「夏みかんのことがもっと知りたくなった。」という意見が聞かれました。

地域の方から夏みかんについての話を聞き、より一層夏みかんに興味をもつことができた有意義な時間となりました。


 

【かんきつ公園の見学】

5月31日(火)にかんきつ公園に行きました。萩夏みかんセンターの方々に案内され、公園内に植えてある柑橘類(夏みかん、レモン、温州みかん、ゆずきち等)の木を見て回りました。夏みかん以外はまだ実が小さく緑色なので、説明をされなければ何の木か分からない状態でした。それでも、種類によって葉の大きさや形が違うことを教えていただいた時には、すぐさまその違いをメモしていました。また、風に弱い夏みかんのために、松の木が植えられたり生け垣が作られたりと風よけの工夫がされていることにも関心を示していました。

最後に、夏みかんを収穫させていただきました。「色が濃い物」「重い物」が良いというアドバイスを受けて、子供たちは夏みかんの重さを確認しながらもぎとっていました。そして、収穫した中から「これぞ、一番!」という物をお土産にいただいて帰りました。

この活動を通して、かんきつ公園の存在を初めて知った子供たちがたくさんいました。子供たちは、毎年ここで「萩・夏みかんまつり」が催されることを知り、早くも「来年行ってみたーい。」と興味津々でした。



【絵手紙作り】

夏みかんを見ながら、絵手紙を書きました。送る相手は、離れて暮らしているおじいさんやおばあさんだったり、親戚の人だったり、おうちの人だったり、友達だったりと、様々です。「においまで届けたい。」という思いが伝わってきそうな絵や文面が多く見られました。
また、中には「葉書が届いたよ。」という連絡をもらった子供もいて、絵手紙を通して会話も広がったようです。




【萩の夏みかんアピールパンフレット作り】

見学して分かったことやインターネットの情報から、学習のまとめとしてパンフレットを作りました。パンフレットには、「おうちの方の感想」という欄も作りました。そして、出来上がったパンフレットを家に持ち帰り、おうちの人に見てもらいました。おうちの方の感想から、パンフレットをしっかり読んでくださったことが伝わり、大変嬉しく思いました。きっと、ご家庭で夏みかんに関する会話も弾んだことでしょう。