相島小・中学校 相島の特産品『スイカ』の栽培に挑戦しよう

相島小・中学校では、毎年相島の特産品であるスイカの栽培に挑戦しています。

阿武火山群に属している相島の土は火山特有の粘り気のある赤土で、水はけが良く、スイカ栽培にとても適しています。

学校でのスイカ栽培も地域と同じく一本の苗から一つの実しか取らない一果取りという栽培方法を使います。昨年の記録である20㎏を超える大玉を育てることを目標に栽培に取り組みました。

丁寧にわき芽や巻きひげを摘み取ったり、受粉を自分の手で行ったり、温度管理のためにこまめにビニルハウスを開けて空気の入れ換えをしたり、一本のつるに育てたい実以外の実ができた時には摘果したり、実が日に焼けないように新聞紙をかぶせたりと大変手間がかかりますが、地域の方からの指導やアドバイスを受けながら一つ一つ愛情をこめて大切に育てました。

今年は7月3日に初収穫を行いました。重さは13kgと昨年よりは小ぶりでしたが、甘みが凝縮されたとてもおいしいスイカを収穫することができました。

家庭でスイカを食べ慣れている子どもたちですが、自分で育てたスイカはいつものスイカよりおいしく感じたようでした。

また、地域で行われる「スイカオーナー収穫祭」にも参加し、自分たちのスイカ作りについて発表しました。

島外の方々に相島スイカの素晴らしさについて知っていただけるようがんばっています。