見島では長男が生まれた時に「鬼ようず」を作って正月に揚げる慣習があり、島伝統の凧に込める思いは今も昔も変わらず深いです。高齢化が進む見島において、小中学生をはじめとする子どもたちは地域の宝であり、地域の方々は行事等へ積極的に協力してくださり、児童生徒を温かく見守ってくださっています。
地域の凧作り名人による指導の下、児童生徒のみならず保護者及び地域住民にも参加を呼びかけ、一緒に活動に取り組みました。
児童生徒も保護者も、指導者の方の制作に関する話や、凧作りを通して語られる島の今後や、子どもたちに対する思いに耳を傾けながら作業に取り組みました。凧作りに使う傘紙も近年は生産者が激減しているということを耳にして、改めてこの伝統凧作りを継承することの大切さを感じました。